感染症 風邪・咽頭炎・肺炎の鑑別 風邪症候群 風邪症候群(咳、鼻汁、咽頭痛、微熱)の80-90%はウイルス由来 ウイルス性:ライノウイルス、コロナウイルス 細菌性:溶連菌、百日咳、マイコプラズマ、クラミジア 細菌性咽頭炎(主にA群β溶連菌性咽頭炎) +1 病歴で発熱 or ... 2022.06.07 感染症
その他 MRI画像におけるDWIとADC 拡散現象とは,物理学ではエネルギーや物質が濃度の高い部分から低い部分へと流れ,均一な定常状態へと向かう現象 拡散強調画像(diffusion weighted image; DWI)は、分子のブラウン運動の程度を画像化 ⇒ 運動の大きなもの... 2022.06.03 その他
その他 視界砂嵐症候群 visual snow syndrome Visual snow syndrome(VSS)は、視界全体が砂嵐のような模様で覆われてしまう症候群で、日本語では視界砂嵐症候群、小雪症候群と呼ばれています。 平均発症年齢は29歳、男女差はほぼなし、罹病率は稀~2%(稀ではなさそう) 失... 2022.03.21 その他
脳神経 重症筋無力症 myasthenia gravis 疫学 抗体は、ニコチン性アセチルコリン受容体(AChR)が85%、筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)が5-10% 胸腺腫関連MG(全体の約20%、抗ACHR抗体陽性)の発症年齢は 50歳をピークとする正規分布非胸腺腫抗ACHR抗体... 2022.03.21 脳神経
消化器 肝硬変、腹水、肝性脳症 肝硬変の重症度 Child-Pugh score A、代償性;B、C、非代償性 予後 腹水 腹水の85%が肝疾患に由来 特発性細菌性腹膜炎(SBP, spontaneous bacterial peritonitis) 腹水の好中球 250... 2022.02.28 消化器
アレルギー アレルギー性鼻炎 アレルギー性鼻炎の定義は、発作性反復性のくしゃみ、水溶性鼻漏、鼻閉の三つの症状を示します。有病率は約50%とされ、年々上昇しています。 診断 ① 症状が上記の三主徴であること② 鼻腔所見で下鼻甲状粘膜腫脹および水様性鼻漏の分泌③ ②がないと... 2022.02.11 アレルギー
脳神経 HTLV-1関連脊髄症(HAM) 南九州に多い疾患です。 HTLV-1感染者の中で、生涯発症率はATL 約5%、HAM 約0.3%。 聖マリアンナ大学の山野先生などにより作成されたガイドライン「HTLV-1関連脊髄症(HAM)診療ガイドライン2019」がとても参考になります... 2022.01.27 脳神経
脳神経 治療可能な認知症 treatable dementia アルツハイマー病などの神経変性疾患は根治的な治療が難しい病態の反面、慢性硬膜下血腫のように根治的に近い治療が可能な病態もあります(10~20%)。見落としのないようにするためのメモです。 精神疾患 うつ病、解離性障害(ヒステリーを含む)、不... 2022.01.13 脳神経
脳神経 脳出血の緊急性 夜間当直時に脳出血の患者さんが来院するかも。そんなときに脳神経外科にすぐに相談するのか、翌朝に相談するのか、の一つの指標になればと思います。 治療 早期に収縮期BP 140 mmHg以下に、7日間(B)ペルジピン® (1A = 10mg/1... 2021.12.28 脳神経
感染症 抗菌薬の使い方 使用方法の考え方 抗菌薬投与前、広域への変更前には、培養採取MRSA、緑膿菌、多剤耐性腸内細菌などの耐性菌リスクを考慮各施設のアンチバイオグラムを考慮 感染部位 病歴、身体所見、検査所見から推測微生物培養で同定血液培養は2~3セット 抗菌薬... 2021.12.25 感染症