アレルギー性鼻炎

アレルギー
ラクダのコブは脂肪で、エネルギー貯留と断熱効果を持ちます

アレルギー性鼻炎の定義は、発作性反復性のくしゃみ、水溶性鼻漏、鼻閉の三つの症状を示します。有病率は約50%とされ、年々上昇しています。

診断

① 症状が上記の三主徴であること
② 鼻腔所見で下鼻甲状粘膜腫脹および水様性鼻漏の分泌
③ ②がないときは、皮膚テスト、抗原同定検査

鼻炎の機序

① 原因となる抗原が鼻の中に吸入
② アレルギーの体質(特異的IgE抗体)がある場合、鼻の中でⅠ型アレルギー反応
③ 鼻の粘膜が過敏になり、原因となる抗原を出来るだけ排除
④ 鼻の粘膜にヒスタミンやロイコトリエンなどの物質が作用
⑤ ヒスタミンにより、くしゃみ、水様性鼻汁。ロイコトリエンでは鼻閉の症状

治療ゴールの設定

① 症状がない、もしくはあってもごく軽度
② 症状は持続しているが、急性増悪の頻度が少ない
③ 抗原誘発反応がない、もしくは軽度

治療例

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

① 第2世代抗ヒスタミン薬 フェキソフェナジン(アレグラ® [60mg]、ディレグラ® [60mg] 1-2T 分1-2)
② ケミカルメディエーター遊離抑制薬 トラニラスト(リザベン® [100mg] 2-3C 分2-3)
③ 抗ロイコトリエン薬 モンテルカストNa(キプレス® 10mg 眠前、オノン® [112.5mg] 2C 分2)⇒鼻閉型に効果あり
④ 抗PGD2/TXA2薬 ラマトロバン(ラマトロバン® [75mg] 2T 分2)
⑤ Th2サイトカイン阻害薬 スプラタストトシル® [50 or 100mg] 3C 分3
⑥ 鼻噴霧用ステロイド アラミスト®、ナゾネックス® 各鼻腔に1回2噴霧 1日1回

のいずれか1つを選択

中等症の際は、①と⑥、①と③と⑥ の組み合わせ
重症の際は、上記2~3種の組み合わせ

通年性アレルギー性鼻炎

① 第2世代抗ヒスタミン薬 フェキソフェナジン(アレグラ® [60mg]、ディレグラ® [60mg] 1-2T 分1-2)
② ケミカルメディエーター遊離抑制薬 トラニラスト(リザベン® [100mg] 2-3C 分2-3)
⑤ Th2サイトカイン阻害薬 スプラタストトシル® [50 or 100mg] 3C 分3
⑥ 鼻噴霧用ステロイド アラミスト®、ナゾネックス®

のいずれか一つを選択

中等症以上は
上記①~⑤と⑥の併用

鼻閉型の重症例は鼻腔形態改善手術も検討

参考
鼻アレルギー診療ガイドライン 2020

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