2021-12

脳神経

脳出血の緊急性

夜間当直時に脳出血の患者さんが来院するかも。そんなときに脳神経外科にすぐに相談するのか、翌朝に相談するのか、の一つの指標になればと思います。治療早期に収縮期BP 140 mmHg以下に、7日間(B)ペルジピン® (1A = 10mg/10m...
感染症

抗菌薬の使い方

使用方法の考え方抗菌薬投与前、広域への変更前には、培養採取MRSA、緑膿菌、多剤耐性腸内細菌などの耐性菌リスクを考慮各施設のアンチバイオグラムを考慮感染部位病歴、身体所見、検査所見から推測微生物培養で同定血液培養は2~3セット抗菌薬の効果時...
その他

不明熱

不明熱とは38.3℃以上の発熱が3週間以上持続し、3日間の入院精査あるいは3回の外来診療で原因不明3大原因感染症深部膿瘍 腹腔内膿瘍、後腹膜膿瘍骨髄炎、前立腺炎、歯槽膿漏結核、非結核性抗酸菌症感染性心内膜炎 血液培養と心臓エコーHIV関連不...
感染症

抗菌薬の種類と特徴

ペニシリン系細胞壁合成疎外薬殺菌性抗菌薬時間依存性抗菌薬 頻回投与が必須アレルギーに注意 PCG ペニシリンG ペニシリンG®ABPC アンピシリン ビクシリン®PIPC ピペラシリン ペントシリン® 緑膿菌~陰性桿菌まで効果ありABPC/...
脳神経

眼瞼ミオキミア、眼瞼けいれん、片側顔面けいれん

眼瞼やその周辺の筋肉にピクつきを生じる疾患は主に3つ診察によって多くは診断可能で、治療方法はそれぞれ異なる眼瞼ミオキミアミオキミアは「さざ波」のような不随意運動片側性が多い有病率は高いと推測される(医療機関を受診しないことが多いため)眼瞼に...
脳神経

多発性硬化症、視神経脊髄炎、抗MOG抗体関連疾患

多発性硬化症日本には約15000人、10~50歳で発症がほとんど男女比=1:3抗AQP4抗体陰性、抗MOG抗体陰性急性期治療ステロイドパルス療法mPSL 0.5~1g を 3~5日 を1~3クール血漿浄化療法単純血漿交換療法(RCTで有効性...
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