Kernig sign と Lasègue sign

その他

この2つの手技は、似ているため混同されることあり
概略は以下(原典とは相違点あり)

Kernig sign ケルニッヒ徴候

Kernig signは髄膜刺激徴候の一つ

仰臥位の状態で、股関節と膝関節を90度に屈曲した姿勢から、膝関節を他動的に伸展させる手技
膝関節を135度以上の伸展時に、抵抗または大腿後面に痛みを訴えたら、陽性

上記手技により大腿後面の屈筋群(Hamstrings;半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋;起始部が骨盤)が伸び、炎症を起こしている髄膜周囲の組織を引っ張ることにより痛みを生じる

項部硬直 nuchal rigidity よりも感度は低い

Lasègue sign ラセーグ徴候

Lasègue signは下位腰椎(L5-S1領域 = 坐骨神経領域)での神経根圧迫の有無についての徴候

手技は Straight leg raising test

仰臥位の状態で、膝関節を伸展したままゆっくりと挙上
下腿後面を中心(L5~S1領域)に放散痛を生じると、陽性(70度までに生じると陽性とする場合が多い)

Lasègueの「è」の発音は、[ε]で、やや口を縦に開く感覚で「エ」と発音

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