眼瞼ミオキミア、眼瞼けいれん、片側顔面けいれん

脳神経
マサイキリン

眼瞼やその周辺の筋肉にピクつきを生じる疾患は主に3つ

診察によって多くは診断可能で、治療方法はそれぞれ異なる

眼瞼ミオキミア

ミオキミアは「さざ波」のような不随意運動
片側性が多い
有病率は高いと推測される(医療機関を受診しないことが多いため)
眼瞼に一瞬ピクピクっとなる動き(数秒)、1日数回
眼精疲労、ストレス、カフェイン、アルコール、喫煙が誘因
数日~数週間で自然軽快

眼瞼けいれん

眼輪筋が強く収縮
両側性が多い
ジストニアに分類
10万人当たり10-20人、男女 1:2~2.5
両眼を閉じるような動き、まばたきの回数増加
瞬目テスト ⇒ 瞬きがぎこちない、不随意運動が混入
大脳基底核を含む運動制御機能障害の疾患、薬剤性(向精神病薬)、進行性核上性麻痺、パーキンソン病
誘因:ドライアイ、日光、風
自然軽快は10%のみ
ボトックス注射、抗てんかん薬など

片側顔面けいれん

片側の顔面筋が不規則に収縮
眼輪筋、頬部、口角の筋肉
律動的で不規則
10万人当たり1-10人、男女 1:1
MRAなどで血管の走行を確認
脳動脈が蛇行して顔面神経を刺激
ボトックス注射
微小血管減圧術(Janettaの手術、有効率 90%)
自然経過は少ない

Follow me!

PAGE TOP