原因
糖尿病(45%)と高血圧(27%)が多い
糖尿病性、血管性、糸球体性、尿細管・間質性、嚢胞性
定義
下記の ① and/or ② が3か月超えて持続
①尿沈渣の以上、画像診断、血液検査、病理診断で腎障害
特に0.15g/gCr以上の蛋白尿(30mg/gCr以上のアルブミン尿)
②糸球体濾過量(GFR)60ml/分/1.73m2未満
推奨降圧剤
蛋白尿あり RAS阻害薬
蛋白尿なし RAS阻害薬、Ca拮抗薬、利尿薬のいずれか
eGFR 30mL/分/1.73未満 RAS阻害薬は慎重に
高尿酸血症、脂質異常症
痛風発作を繰り返すときは UA 6.0 mg/dl以下を維持
LDL 120 mg/dl未満を維持
合併症
PTH上昇 → 活性化ビタミンD
高P血症 → リン制限、リン吸着剤
腎性貧血 Hb 10~13g/dlに目標
鉄剤、赤血球造血刺激製剤

透析の適応
GFR 5-10mg/min/1.73m2で出現することが多い
腎不全による症状が1つ以上出現(漿膜炎、酸塩基平衡障害、電解質異常、掻痒感)
体液コントロール、血圧コントロールが不良
食事療法にかかわらず栄養状態が増悪
尿毒症に伴い認知機能障害が増悪